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雪が降りしきる中、兼六園を散策する観光客ら=2025年2月21日午後1時59分、金沢市、金居達朗撮影
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 23日にかけて、冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に局地的に大雪となるところがありそうだ。気象庁によると、今週初めから始まった一連の寒波は2度目のピークを迎え、東北や北陸に加え、近畿や中国の平地でもところにより降雪が強まる可能性がある。24日以降は次第に寒気が北へ抜ける見通し。

 気象庁は21日午前、石川県に「顕著な大雪に関する情報」を発表した。宝達志水町子浦で午前8時までの6時間に28センチの降雪があり、能登南部の平地では、大規模な交通障害が発生するおそれが高まった。

 長野県上田市では零下21.4度、同県軽井沢町で零下12.3度、岐阜県高山市で零下18.6度など、今季最低を観測。放射冷却で内陸部が冷え込んだ。冷たい空気が海に向かって吹き出し、日本海から流れ込む雪雲とぶつかったことで、局地的な降雪にもなり、午後4時までの24時間降雪量は秋田県能代市で44センチ、福井県小浜市で28センチなど日本海側で目立った。

 22日以降も日本海側を中心に局地的に警報級の大雪となる可能性もある。すでに大雪が降った地域でも、断続的に雪が降るため、雪崩や屋根からの落雪に注意が必要だ。

 22日午後6時までの24時間降雪量は、新潟県の山沿いで60センチ▽秋田県の山沿いで50センチ▽福井県の山地で40センチなど。

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